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2007年3月31日 (土)

ひな祭り

070401_1  「ひな祭り」は3月の梅の季節、とのイメージですが、私の地域では4月に行う家も多いのです。そう、陰暦にのっとって行っているのです。「顔のあるものはたまには出してあげないのとね」と言いながら引っぱり出してきます。しかし、一番後ろにデンと控えている「鍾馗様」は5月のお出ましだったような??まぁ、細かいことはいいでしょう。また、その鍾馗様の座っている足下から下がりが2本でているはずなのですが、右側しかありません。どうやらしまっている間にネズミの餌食になったようです。さらに聞いたところ、お尻も食われているとか。

 しかし、写真のような大きな飾りは、都会の家できなかなか披露できませんね。

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2007年3月29日 (木)

読書感 八甲田から還ってきた男

070328 八甲田山雪中行軍、といえば新田次郎の作品で映画にもなりましたので「死の彷徨」として、あまりに有名です。あの大遭難は青森市を出発して八甲田に入ってすぐ遭遇してしまい、多くの軍人が亡くなったのですが、同じ時に一週間かけて弘前から十和田湖をぬけて、南から八甲田山をこえて青森市まで行軍した部隊があったのです。十和田では通過した弘前の部隊を、八甲田を超えてやってきた青森の部隊と間違えたり、遭難して凍死している青森部隊を横目で見ながら弘前部隊は青森まで来た、と噂まででたぐらい両部隊は同じ時間に八甲田を別方向から目指していたのです。新田次郎の小説でも少しだけ弘前部隊のことが触れられていて、読んだ時に「方や遭難、方や踏破、何故だろう??」と思っていましたが、その踏破に成功した方の雪中行軍隊長・福島大尉の生涯をえがいたのが、この本です。

 当時としては冬の八甲田踏破は画期的な出来事だったはずなのですが、青森部隊の遭難の責任を隠蔽するために遭難軍人を「軍神」と崇めつつ、片方で成功した事実は「なかったこと」にした当時の軍部の見方があったため(新田次郎の小説も青森部隊の悲劇をえがくことが中心)、現在の私たちも八甲田雪中行軍の「遭難」は知っていても「成功」の方はあまり知らないのですね。

 私にとって以前から気になっていた出来事の詳細を教えてくれた一冊でした。

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2007年3月23日 (金)

レクイエム 城山三郎 氏

070324  作家の城山三郎氏が亡くなりました。経済小説というジャンルを確立した方ですね。初期の代表作で直木賞を受賞した「総会屋錦城」は総会屋を主人公にした小説ですが、昭和34年に出されています。もちろん私は当時読んでいるわけではなく、20年以上経ってから読みましたが、出された時にはとても斬新だったと想像されます。それまで、「サラリーマン小説」はありましたが、「総会屋錦城」のような切り口はなかったのですから。

 城山氏には多くの著作がありますが、その中で一冊、といわれれば、私は「落日燃ゆ」を挙げます。東京裁判でただ一人、文官で絞首刑になった広田広毅。戦争防止に尽力したが、鋭く対立していた軍人達と共に処刑された運命の男の話です。戦後史の第1ページとなるこの本はお薦めの一冊。魅力的な著作を多く私たちに提供してくれた城山氏に合掌。

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2007年3月16日 (金)

読書感 はみ出し銀行マンシリーズ

Image00423  大手の古本屋が通勤途中にありまして、そこに時々寄るのが楽しみの一つです。月に1~2回寄るのですが、「50円均一」や「100円均一」は結構本が替わっていて、お店に行くと背表紙を端から端までじっくり時間をかけて眺めます。

 50円や100円ならたくさん買っても平気なので、一度行くとついつい3,000円ぐらいは買ってしまいます。「はみ出し銀行マン」シリーズも実はここで知りました。立ち読みでパラパラ見ていたら結構楽しいので、並んでいるのを全部買って読むことに。

 銀行の融通のきかない機構の中で孤軍奮闘している姿に応援をしながら、バンバン読み進みました。ただ、最後の方で読んだ本の中に、ネコに平気でバケツの水をかけたり、私とはかなり異なる著者のメンタリティーに出会って読むスピードが落ちてきました・・・そんな体験もできるので、興味のままに安古本を惜しげもなく買ってきて読むのも楽しいですよ。

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2007年3月 9日 (金)

読書感 頭医者青年期:加賀乙彦

070309 学生時代、加賀乙彦の「死刑囚の記録(中公文庫)」を読み、無期懲役囚と死刑囚の精神のありようにえらく感銘を受けたことがあります。その著者がどうしてそのような興味を持ったのか、自伝的小説で語っているのが本書です。古本屋で50円で見つけたのですが、初版発行を見たら「1980年」となっています。あらあら、学生時代には出版されていたのですね。全く知りませんでした。姉妹編でもう一冊あるようですので、是非探すこととしましょう。

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