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2007年3月23日 (金)

レクイエム 城山三郎 氏

070324  作家の城山三郎氏が亡くなりました。経済小説というジャンルを確立した方ですね。初期の代表作で直木賞を受賞した「総会屋錦城」は総会屋を主人公にした小説ですが、昭和34年に出されています。もちろん私は当時読んでいるわけではなく、20年以上経ってから読みましたが、出された時にはとても斬新だったと想像されます。それまで、「サラリーマン小説」はありましたが、「総会屋錦城」のような切り口はなかったのですから。

 城山氏には多くの著作がありますが、その中で一冊、といわれれば、私は「落日燃ゆ」を挙げます。東京裁判でただ一人、文官で絞首刑になった広田広毅。戦争防止に尽力したが、鋭く対立していた軍人達と共に処刑された運命の男の話です。戦後史の第1ページとなるこの本はお薦めの一冊。魅力的な著作を多く私たちに提供してくれた城山氏に合掌。

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コメント

城山三郎さん、昔勤めていた喫茶店の常連さんで、アッサムティーをミルクで・・・
いつも奥様と二人でいらしてました。
物静かな紳士で・・・お会いするとなんとなく暖かな気持ちが伝わってくるような方でした。
ご冥福をお祈りします。

投稿: ちゃりんこ | 2007年3月25日 (日) 21時13分

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 昨日報じられた悲しいニュース。作家の城山三郎さんが亡くなりました。つい最近まで [続きを読む]

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