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2007年4月22日 (日)

読書感 フェルマーの最終定理 サイモン・シン

070422  毎回、このブログで紹介する本は私が読んだ中で色々感動したり、考えさせられたり、とにかく心に残る本達です。そんな中、「今年のベストスリーに入る本」になるであろう一冊が本書です。

 題名を見ると、大多数の数字苦手人間は逃げ出しそうですが、これが何と数字の記述は最小限で(それでも数学の本なので全くナシとはいきませぬ)、難しい数学の話しをわかりやすく書いているのは著者の力量のすごさです・・・・・ピュタゴラスから始まる数学の歴史、この有名な最終定理を考え出したフェルマーについて、この定理が証明できずに数多くの数学者が沈んでいった300年間、そしてついに証明を果たしたワイルズ・・・・・作者はBBCで映像畑の仕事をしていた人ですが、まさに映像が浮かんでくるような文章です。訳者も負けず劣らずうまいんだな、多分。

 個人的に「数学者」と言われると、今をときめく「藤原正彦」の作品群が好きで、「数学者が、考える、とはスゴイものだな」と思っていましたが、輪をかけて強烈な数学者が本書ではたくさん登場してきます。数学者の生態(?)にも堪能できた一冊でした。一度読み終えて、すぐ二度目を読み始めましたが、これも私にとって一年に一度ぐらいの珍しいことです。

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