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2007年7月29日 (日)

読書感 起業と倒産の失敗学 畑村洋太郎

070729  「失敗学」提唱者の畑村洋太郎著作の新文庫本です。ここ何年かに起業し、急成長を遂げ「時代の顔」となった企業のあっという間の倒産。そこにある経営者の失敗を整理し、それぞれのケースごとに顛末が分析と共に述べられています。

 著者は「失敗」を「ダメ」といって切って捨てるのではなく、そこから失敗しないための材料を探し出しす姿勢を一貫して貫いています。従って、本書でも失敗した経営者に起業し成長したことを評価して、「再度がんばれ」とエールを送っています。その基調が本書の読みやすさの一つの理由でしょう。しかし、読みやすくとも重要な指摘は盛りだくさん。社会の見方を豊かにさせてくれる一冊です。

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2007年7月27日 (金)

読書感 中南米マガジン

070724 何、この本??状態ですが、たまたまこの19号に私の弟が紹介されていまして、本人から送られてきたので私も初めて手にしました。それぞれの記事は興味深く楽しく読みましたが、やはり弱小というか零細、超マイナーな本。「今号の広告収入が13万8千円になった、スゲー、それもなんと今号では広告代理店様経由があるんだよ」、「現在定期購読者107名」などと誌上で関係者が懐事情を話していたり、バックナンバー紹介コーナーでは「バックナンバーの紹介」の文字より四倍以上ものデカポイントの字で「苦労の跡だよ」と書いてあったり、なかなか大笑いをしながら読みました。

 また、「中南米マガジンを応援する郵便局 ○○郵便局」と、郵便局の広告も載っていました。民営化で個々の郵便局も広告を打つようになったのかな。

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2007年7月25日 (水)

太鼓教室

070723  「夏」といえば、私にとっては盆踊り。毎年何カ所かで太鼓を叩きます。今年もすでにいくつか依頼を受けていますが、近所の中学生から「叩きたいから教えて」、と公民館を通して依頼が来ました。私でできることなら、と公民館の一室を借りて練習です。初めてバチを持ちますので短時間でマメをこしらえたりしましたが、楽しんだ様子。公民館もわざわざなので恐縮したのか、缶ビールを1ダースおみやげにしてくれました(私にとってはなによりのお礼♪)。28日の土曜日の夜に中学校のグラウンドで本番です。彼女もデビューになるかな。

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2007年7月22日 (日)

読書感 負け犬の遠吠え 酒井順子

 とても話題になった本が文庫化さ070710_1 れましたので、読んでみました。一晩で読み切ってしまいましたが、所得もありそこそこ美しく自立して生活いる、でも結婚していない女性の独白・・・「そうか、そうか」というのが正直な感想でした。

 ただ今後、「負け犬」に加わっていく方々は不安定所得でパラサイト、といったこの本で想定している人物背景とはある意味対極にいそうな方々が多数になるのではないのかな。いくら男性の「低方婚」志向といっても結婚という椅子の数は限られているので、やはりフリーター&パラサイトの「負け犬」が増えていくのでは(「不良債権化」と誰か言っていたな)・・・そんな時、その状態を肯定的にとらえるために本書の主張が使われないか危惧するところです。よく読めばそうはならないのですが、本(主張)の解釈はかなり恣意的にするものですから(私も含めて)。

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2007年7月20日 (金)

台風の影響 その2

070720  大きな台風4号で、畑で収穫が続いているキュウリ、とれ始めたナス・ピーマン、大きくなってきたオクラなど、被害を覚悟していましたが、強風にもかかわらずあまり被害がありませんでした。ホッ。

 たまたま、台風がくる前の週に畑一面に刈った茅を敷き藁として敷いていました。おかげで強い雨に地面が叩かれることもなく、これまたホッ。これで暑くなれば、夏野菜の収穫が本格的に始まり、楽しみです。

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2007年7月17日 (火)

台風4号の残したもの

070716  7月に接近した台風としては強力だった、台風4号。台風がすぎた後、地域を車で走っていたら写真のような光景がありました。山から水が出て道路が陥没することはよくありますが、アスファルトが両側から押し付けられ、諏訪湖のお御渡りのようになるのって何でしょう。ちなみに新潟中越沖地震が起こったのはこの後です。新しく山を削って道にしたところなので、何か原因があるのでしょうが・・・。

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2007年7月14日 (土)

読書感 異人伝 中島らも

070714  2004年に鬼籍に入った「中島らもの最後のメッセージ」。自身が生まれてからの生い立ちを語っています。今までのエッセイでも、その無頼(?)ぶりを披露していましたが、しかしよくまぁ、酒も飲むものだ。

 本書は本文もさることながら巻末の「略年譜」がなかなかの見もの。昇天のところまで、淡々と書いてあります。自殺未遂も何回かあった中島ですが、最後の事故の様子を読んでも、生きる方向を積極的に選んではいないことがわかります。「緩慢な自殺」をとる姿勢、「死ぬならそれも全然結構」といった生き方でしょうか。併せて、年をとると死ぬ確率が増えるんだな、といったことが感じ取れる本でした。改めまして合掌。

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2007年7月 8日 (日)

希望格差社会

070707  社会の中で「格差」の問題が言われて久しいですが、問題をもう一度、頭の中で整理するために、最適の一冊です。

 格差を生み出している「新自由主義」の考え方・・・・効率のみを追求する大きな流れは、私の職場である福祉の領域まで押し寄せてきています。安上がりに福祉を進めるために社会福祉の基礎構造改革が行われ、具体的施策として、例えば高齢者福祉では「介護保険」がスタートしていますが、そこで出たのは、利益を上げるために何でもあり、のコムスンのような企業。障害者分野でも「自立支援法」が導入され、自己責任の論理が大手を振るようになってきました。公立民営施設も「指定管理者制度」という名の競争の原理が導入され、運営は3年や5年の短期のブツ切り状態に。処遇の継続性など、二の次なのです。書き出すと止まらなくなるこの現状。これでよいのか!?

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2007年7月 1日 (日)

煙仲間26周年の集い

 清水の仲間たちが中心となって発行している同人誌、「煙仲間」が26年目に入り、6月30日小松光0706302一氏をお招きして、みかん山トラストファームの山の家で、集いが開かれました。氏は「歴史の中の学問のすゝめ」と題して、福沢諭吉の思想や福沢が生きた時代について語りました。個人の独立を説いて、時の政府に鋭くもの申した福沢が、その後口を閉ざしてしまい、日清戦争に協力するに至る思想遍歴はには多大な葛藤・精神的軋轢があっただろうことを想像させ、とても興味深かったです。また、明治史観も、私が今まで持っていたものをもう一度整理の必要性を痛感させられるエピソードも多く、小松氏に紹介いただいた本なども読んでみようと決めました。何せ、18:30頃から始めて21:00まで何も食わず酒も入らず・・・状態は煙仲間始まって以来の出来事のようです。まじめにお勉強をいたしました。

 その後は・・・当然、ビール&ワイン&焼酎エトセトラがなだれ込んでの大宴会。私は翌日の仕事の為途中退席でしたが、いつものように朝までの修羅場と化し、翌日も小松氏を送りながら静岡で、これまた恒例の反省会が催されたようです。皆様、メタボにも気をつけましょう。

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