天城隧道
伊豆半島の中央部で、一番有名なのはこの辺りではないでしょうか。そうです、「天城越え」です。外は蒸し暑いのにトンネル内は真っ暗で鳥肌が立ちそうなぐらい涼しかったです。
川端康成の「伊豆の踊子」の頃に、このトンネルは完成していました。しかし、幕末の黒船が来た頃にはまだなかったのです。南伊豆へ行くには「屏風」のような天城の山々を文字通り超えて行かねばならなかったのです。吉村明の小説にもペリーなどが下田へ来た際に、幕府の役人が江戸との間を往復する記述がありますが、今では考えられないほど大変な道だったようです。
ですから、トンネルをあけることは悲願でした。幾多の難関を乗り越えてトンネルは開けられたのでした。時代は流れて、今では新しいトンネルができて、この古いトンネルはひっそりと、静かに山の中で眠っているようでした。
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