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2010年9月17日 (金)

1997年7月 レクイエム 吉田嗣義氏

吉田嗣義氏が亡くなられたとのこと。
 7月号の永杉先生の文章で吉田嗣義氏が死去されたことを知りました。以前の雑誌「煙仲間」にも書いたかと思いますが、吉田氏は私の学生時代に大きな影響を受けた本の著者でした。その本を使った読書会を開いてサークルで勉強をしました。その福祉に対する思想は若い私たちに大きな影響を与えてくれました。火事でその本はなくなってしまい、今は手元にありませんが、確か「協同生活」という言葉を使い、老人ホームでの生活を語られていました。「人間らしく生きていくのを互いに助け合っていく」ことがその意味だったと記憶しています。助け合いながら肩を寄せていくのではなく、自分が生きていくことを第一として、助け合いながら更に人間らしく生きていく姿勢とは、当に「煙仲間」の関係そのものです。
 他にも管理される施設を激しく批判する(おむつの定時交換もその例)のと合わせて、利用者の家族には「施設に老人を預けっぱなしにするな」とも厳しく戒められていましたし、そのほか本当に勉強になる内容が詰まっていました。ミネルヴァ書房の「老人ホームはいま」がその本ですが、福祉の仕事に戻った現在、また読んでみたい本です。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

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