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2010年10月23日 (土)

1998年7月 モールス信号がなくなるそうで

 私とモールス信号の出会い

 先日、朝のラジオニュースを聴いていたら「モールス信号が通信手段として使われなくなる・・」旨のニュースを流していました。
 私がモールス信号を覚えたのは高校生の時でした。アマチュア無線技師の上級資格を取るために必要だったのです。「電話級アマチュア無線技師」(初級:今この名称はなくなった)の講習時にお世話になったNHK技術の故杉本哲氏が勧めてくれた「ごうちょうほう」(実は今でも正しい漢字がわからない、合聴法かな?号調法かな?)で覚えました。具体的にこの方法を説明しますとアルファベットの「A」は「・ー(トツー)」ですが、これを「アレー」と語呂合わせで覚える方法です。これで私は欧文(英語文)・和文(日本語カナ文)・数字と全部覚えました。
 この方法では、モールス信号をすぐに覚えて簡単に打てるようになるのですが、逆に受信の際には、
  ・「・ー」を聞いてもすぐに「アレー」とは聞こえない
  ・聞こえてもそれが「A」と結びつくには時間がかかる
  ・特に欧文・和文の聞き分けが難しい(「・ー」は「アレー」で「A」であるが    同時に「イトー」で和文の「イ」である)
等との批判が多く、いわゆる邪道と見られていたようです(無線技師をしていた私の叔父も上のように言っていました)。それでも杉本氏は超ご多忙の中、精力的にこの方法を勧めておられ、私がカセットテープを渡すと無料ですぐに教習を吹き込んでくれました。
 それをテープがすり切れるまで聞いて(繰り返し聞きすぎて最後にはテープレコーダーのピンチローラーにテープを巻き込み本当にオシャカになってしまいました)、私の結果は・・・と言いますと、邪道はあまり関係なかったようです。確かにすぐには「アレー」とは聞こえなかったようですが、繰り返し聞くうち「アレー」は関係なくなり「・ー」=「A」と即、頭にでてくるようになったのです。その後、かなり速い速度の欧文・和文モールス信号の送受が受験資格にある「1級アマチュア無線技師」や「3級無線通信士」の資格試験にも合格でき、実際のQSO(Q符号という無線用語で「交信」の意味)ではそれ以上の、まわりが驚くような速さで電鍵をたたくようになり(今では誰も信じてくれないし自分でも想像できない、夢のよう!)、邪道でもできることを証明した形となりました。
 今思えば、一つ一つのモールス信号を最初に覚える方法は何であれ、繰り返し聞くことによって最初に覚えた方法など関係なくなったのだろうと感じます。
 さて、モールス信号は誰がどう決めたのかは知りませんが、アルファベットやカナの配列はかなりランダムなのです。しかし、数字だけは規則的な配列になっていまして、その覚え方は、
  1  ・ーーーー イチョーキョーセーホー  胃腸矯正法
  2  ・・ーーー フクキョートーホー    副橋頭堡
  3  ・・・ーー ミタビレーコー      三度励行
  4  ・・・・ー ヨロコビソー       喜び草
  5  ・・・・・ ゴノココロ        碁の心
  6  ー・・・・ ローゼキモノ       狼藉者
  7  ーー・・・ ?(忘れました)
  8  ーーー・・ ヤーヤーモーキタ     やぁやぁもう来た
  9  ーーーー・ クーチューコークーキ   空中航空機
  0  ーーーーー レージョーフーリューコー と聞こえて意味不明
でした。モールス信号がなくなれば、こんな覚え方をしたことも記憶や記録の中からもなくなってしまうでしょう・・・しかし、こんな方法はやはり博物館入りものですな。それにしても、若いときの頭は柔らかいものですね。QRT(Q符号:閉局)してモールス信号を打たなくなって15年以上になりますがしっかり覚えていました。

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