« クマリン | トップページ | 1998年10月 パソコン入門13 »

2010年10月26日 (火)

1998年9月 台風5号の被害

 「ドロドロメリメリ!、ボボーン!!」

 後でわかったのですが台風5号がちょうど御前崎付近に上陸した水曜日早朝、私は地を伝わって腹に響く音を聞きました。
 我が家は急傾斜地危険地区の中、裏山が崩れたかと思って飛び起きました。裏山は平気。ではどこが・・・?明るくなってから判明。川沿いの先月話題にした里芋畑をはさんだ対岸の山でした。崩れた木や土砂は川を半分ふさぎ、まっ茶色の濁流が里芋畑を飲み込んでいました。
 我が里芋畑の側は川より約4m程高くなっていて、コンクリートの護岸があるのですが、濁流は護岸の下をえぐるようにして土をさらい、護岸のコンクリートをそのまま宙ぶらりんに残したまま、里芋畑は半分くらい陥没して川になっていました。畑のまわりは土止めと雑草止めのためにコンクリートの破材を夏に敷いたのですが、それもほとんど落ちてなくなっていました。
 日中は台風一過。快晴でしたが増水は続き、木曜日の早朝に見たら水は引いたものの、畑は2/3以上なくなっていました。特に隣のサツマイモ畑はほとんどが陥没しています。畑にはロープがしてあり立入禁止になっていました。その日は代休で、新しい家のリフォームにあてたのでが、夜帰宅すると自治会長から電話。
 「今日県の土木の衆が見に来たンだけーが、あのままにしておくわけにはいかないンて、また台風も近づいているンて、悪いンだけーが、すぐにイモを掘ってくりぃょう」
確かにそのままにしておくわけにはいかないので土曜日に掘ろう、と思っていたのですが、これは土曜日では遅いようだ・・・これからヤルカ!!と、それから全部掘りにかかりました。すぐとなりに大きな穴ぼこが黒々と口を開けている横で小雨の中、車のヘッドライトを頼りにしての芋掘りはなかなかシュールです。サツマイモは春に25本つけたのですが、4本しか残っていませんでした(5本目は崩れた壁面に宙ぶらりんになっていました)。トホホのホ。
 金曜日の朝は7時から土建屋が来て埋め立てが始まりました。ユンボで改めてほじくり返してダンプで運んできた石を詰めて補強し、畑はなくなってしまいました。
 もしも、山崩れの土砂が川を全部ふさいだら、濁流は我が家をめがけてくる地形になっています。自然災害でこんな被害を受けたのは初めてですが、ひょっとしたら芋たちが我が家の身代わりになってくれたのかも知れません。「早く掘っておけばよかった」と言うカミサンとともに後日立派な里芋供養をしました。供養を口実に盛大に飲んだだけですが・・・。もし来年、興津川の下流で里芋のワセイモかエビネイモが芽を出したら、うちの畑から流れていったものかも知れません。

|

« クマリン | トップページ | 1998年10月 パソコン入門13 »

お山の生活で感じた事・体験したこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100011/53217468

この記事へのトラックバック一覧です: 1998年9月 台風5号の被害:

« クマリン | トップページ | 1998年10月 パソコン入門13 »